過敏性腸症候群(IBS)は本当に治るのか?

過敏性腸症候群 IBSのおはなし

過敏性腸症候群は完治するのか、それともしないのか?

実際に過敏性腸症候群を抱えながら長年生きてきた私が報告します。

過敏性腸症候群が完治したお話

中学3年生の時発症。
部活動に一生懸命だった頃、部員との人間関係で悩み始めたのがきっかけで発症。

もともと人間関係はあまり得意ではなかったと思う。
結局ストレスから過敏性腸症候群を発症。

腹痛と下痢。
1日に何度もひどい腹痛に襲われ下痢をする。それの繰り返し。
数ヶ月我慢しながら生活していたが、耐え切れなくなり母に相談。
「どうしてもっと早く言わないの」と言われすぐにホームドクターの所へ。

今となっては薬の名前はわからないが、1ヶ月も飲んでいたら改善へ向かった。

腹痛の回数は徐々に少なくなり、最終的には腹痛も下痢もおさまり完治した。

完治と言えるまでに回復したのは、おそらく若かったからだろう。
メンタルきてるなあ、とは思っていたが部活が好きで続けたかった。
我慢強さと、病気に対して深く理解していないのが幸いしたのだろう。

再度発症したのは22歳

この時から今まで、ずーーーーと過敏性腸症候群に振り回され続けている。
ただ、一番酷かった時期は抜けたと思う。

病院に行って、いろんな薬を処方された。

  • 大建中湯
  • ガスをコントロールする薬
  • 消化薬
  • 整腸剤

過敏性腸症候群のガス型になっていたため、日常生活がきつかった。
食べたり飲んだりすると、お腹が張ってガスがたまる。
ガムやキャンディ、喉の殺菌スプレーですら唾液が出るからか不快になった。
お腹にガスが溜まり、我慢すると胃痛になるという繰り返し。

一切の薬をヤメた

結局薬を飲んでも何の改善もないのなら、飲まなくたって同じ。
本当は医師と相談しながら合う薬を見つけるのがいいのだろう。
しかし、どの病院へ行っても結局同じだった。

何年もこんなんじゃもう力尽きるっての。
だから健康食品に変えてみた。

いろいろ試したけど、結局は何も変わらず。

アレを飲んでみた

乳酸菌飲料はお腹がゴロゴロするからと遠ざけていた。
しかしある時、無性にカルピスが飲みたくなった。
お腹ゴロゴロしたらやだな、と思いながら飲んだ。
ところがこのカルピス、結構大丈夫だったし何よりおいしい。

カルピスを炭酸で割って飲むのがマイブーム。
そして現在、なぜかガス溜りの症状が改善されてきた。

夕食後のダノンビオヨーグルトと、日中のカルピス。
これだけで、ずいぶん改善されたという実感がある。
もしかすると、別の要因かもしれない。

食べ物に気をつける

ヨーグルトとリンゴで下腹部がパンパンになったという内容のテレビ番組。
ひとそれぞれ合わない食材があるので気をつけよう。

自分に合わない食べ物

  • 生卵
  • 牛乳(牛乳入り飲料もNG)
  • キムチは極少量ならOK
  • 納豆はひきわりか少し加熱し少量
  • ほうれん草のバター炒め(茹でればOK)

気付かなかったのは「卵かけご飯」が盲点だった。
たまに食べるものなので、なかなか判明しなかった。
すき焼きの卵もNG、目玉焼きの半熟も気を付けている

ちなみに、チョコレートやナッツ類はヘルペスが出やすくなるからご注意を。

カフェラテは大好きだけど、飲むとお腹がゴロゴロするから飲めない。
代わりにソイラテがいい。

ずっと座っていると腸にはよくないので、歩くといいですよ。

呑気に注意

食事と一緒に空気を呑み込んでしまったり、何も食べていない状態でも緊張やストレスから唾液と一緒に空気を呑み込んでいる場合があります。
胃に入った空気は腸に移動して、ガスとなります。
これもまたガスだまりの原因です。

おならを出せば楽になる

オナラを出してしまえば、楽になります。
しかし、周囲に人がいる所ではそうはいきません。
悪化すると日常生活に支障がきたすほどになるので、早めに受診しましょう。