吉田拓郎の落陽 ラブラブ愛してる最終回SP
「たくろう」の「らくよう」がかっこよすぎてヤバい!
落陽の意味と読み方
読み方:落陽:らくよう
意味:沈みゆく太陽のこと。英語ではSunset(サンセット)
KinKi Kidsと拓郎さんの落陽が鳥肌もの
ラブラブ愛してるの最終回の終盤で落陽が演奏されました。
テイク3でOKが出たそうですね(ゲストの明石家さんまさん談)
洋楽メタル(メタリカとかCOB、ソナタアークティカ)が好きな筆者ですが、邦楽フォークソングも一通りは聴いています。
ラブラブ愛してる最終回SPはなぜだか見入ってしまいました。
キンキキッズの堂本兄弟のキャラも好きだし、規格外の昔の篠原さんの昔のVには圧倒されました。
なかでも衝撃を受けたのは、番組の終盤に演奏された落陽の歌詞です。
歌詞のテロップも出ていて、見ながら曲を聴いていました。
今まで生きてきた中で、この歌詞がめちゃくちゃ刺さりました。
感動で放心状態になり、作詞家について調べてみました。
作詞家は岡本おさみさん
この曲は北海道に放浪の旅に出かけた際、知り合ったじいさんとの実話でした。
まるで映画をみているように、情景が浮かびました。
まさかこんな内容の曲だったなんて、フジテレビさん歌詞を出してくれてありがとう!
ただ酔う?漂う?
♪漂うだけ〜の部分は字幕がないと「ただ酔うだけ」と勘違いしがちです。
時代背景があってこその歌詞。その時代でないとうまれなかった曲。
いろんな経験と出会いがないと表現できませんね。
このときの話しは小説化されていないだろうか?とググってみたところ、名曲の誕生秘話を綴ったエッセイ「旅に唄あり」が岡本おさみさんの生誕80年記念「復刻新版」として2022年7月30日に出版されるそうです。
自らの作品の解説や、詞を提供したアーティストについて語った講演内容などもあるそうで、480ページと読み応えがありそうです。
作詞:岡本おさみ 復刻新版「旅に唄あり」
こうなったら演奏もしたい!!!
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落陽の歌詞の意味は?
この歌詞に出てくる「サイコロ」の意味するものが何かわからないと、理解に苦しみますよね。
特に年齢が若い人ほどチンプンカンプンでしょう。
サイコロの意味
サイコロ賭博の、丁半博打(ちょうはんばくち)を意味します。
サイコロをふたつ使い、2個のサイコロの合計が「丁か半か」(偶数か奇数か)に賭けるもので、現在は違法です。
時代劇でたまに出てきますね。
江戸時代後半から流行し、明治になっても廃れなかったようです。
歌詞の意味
これは作詞家の岡本おさみさんが北海道に放浪の旅に出て、サイコロ好きのじいさんと知りあった実話を歌詞にしたものです。
(古本屋で知り合ったじいさんと意気投合し、賭場に誘われそこで身の上ばなしを聞いたのだそうです)
サイコロを転がしながら(サイコロ賭博をしながら)、いろんなはなしを聞かせてくれたじいさんとの人間関係。
この旅の終わりに主人公はフェリーに搭乗します。
夕焼けを背に、仙台行きフェリーに搭乗した主人公。
この旅で出会ったサイコロ好きのじいさんが、わざわざ見送りにきてくれた。
みやげにもらったサイコロふたつを握り、じいさんとの思い出を回想します。
書籍「旅に唄あり」の中で、このじいさんの悲しい過去と時代背景が語られています。
戦後を生きたじいさんが、ふうてん暮らしになったこと。
サイコロ好きですってんてんになったことを歌詞にしています。
また会ってはなしを聞かせてよ、と思う気持ちが切ないです。
注
これはこの詩をこの曲を、筆者なりに解釈したものです。
感じ方は人それぞれで、感動もまた然りです。
この曲に感動し、何度も何度も繰り返し聴き目頭が熱くなった者として、敬意をもって綴りました。