猫の発情期 知っておくべき3つの事

野良猫さんたちの生活編

特定の飼い主がいない外で暮らす猫を「地域猫」(野良猫)と呼んでいます。

猫の発情期について

猫さんたちは日照時間が長くなると、卵巣の働が活発になります。
12月の冬至で昼間の時間が最短になり、その頃からたんだんと日が長くなります。
1月〜2月はまだまだ寒いですが、猫の体は確実に反応しています。
小春日和の暖かい日には、ひなたぼっこしてくつろぐ野良猫さんもよく見かけます。
どんどん発情期に向かっていますね。

発情するのは雌猫

猫の世界では、発情するのはメスです。
発情期には独特の匂いを発して、オスを呼び寄せます。
それにつられた雄猫たちは「鳴きあい」などバトルを繰り返して雌猫を奪い合います。

雌猫の発情期間

メス猫が妊娠できる期間は約1週間。
その間に自分の子孫を残すための活動をします。
雌猫は妊娠すると行動が落ち着き始め、やがてどこからかやって来た雄猫もいなくなります。

地域猫・野良猫の繁殖力

猫ですが、鼠算式に増えていきます。
1年であっという間に大所帯になります。
1度に約5〜6匹、1〜3日ほどかけて出産します。
オスとメスの割合はメスの出生率の方が多いそうです。
約1年で成猫となりますが、1歳未満で出産してしまう猫もいます。
個体が未成熟だと、生まれた子猫も弱いので丈夫に育たないこともあります。

地域猫・野良猫の問題

異臭問題や鳴き声問題など、飼い主のいない猫の問題は多岐に渡ります。
全国的にNPO法人が猫を保護して、去勢・不妊手術をし元いた場所にリリースするという活動が広がっています。
多頭飼育崩壊の問題も多く取り上げられています。
小さな命が誕生しても、大きく育つ事ができず悲しい結末になるのはつらいです。

猫と暮らすための絶対条件

必ず完全室内飼育をして、一緒に生活をしましょう。
男の子も女の子も必ず、去勢・不妊手術をしましょう。
一緒に生活する人間のためにも、猫さんのためにもそれが穏やかに一緒に暮らせる方法だと思います。
当方にも保護猫がいます。去勢が少し遅くなってしまったせいで、スプレー癖がなおらない雄猫がひとりいます。
一緒に生活する人間もけっこうつらいですよ。
ずっと一緒に生活をしていくためにも、必要なことだと思います。

まとめ

猫の生態を知った上で、うまく共存できる世界が構築できることを願っています。