半導体ショック 木材・金属・エネルギー不足の今後

半導体不足の原因

「ウッドショック・アイアンショック・半導体ショック」
全て身の回りの物で、現代の生活には欠かせません。
前回はウッドショックについてお話ししましたが、今回は半導体ショックです。

ウッドショックについてはアメリカの住宅着工軒数が減少傾向に入り、多少は回復しつつあるようです。

しかし深刻なのは「半導体不足」です。
今使っているPCやスマホ、家の中にもたくさん使われています。

ウォシュレットや給湯器、玄関ドアの電子キーなど入荷の見通しが全く見えないと業者さんの証言を得ました。
値上がりしたけどどうにか確保できた建材。
しかし、家作り終盤に設置する給湯器や玄関ドアなどは、入荷の目処が立たず完成が遠のく一方です。

市場予測に反して需要が拡大した事と、新型コロナの感染拡大で生産が停止したり、工場火災の被害も深刻な要因のひとつです。

ウッドショックにおいても、コロナの影響の他に大規模森林火災も大きなダメージとなりました。

メーカーの減産発表

自動車メーカーの減産発表や、半導体不足による工場の停止もありました。
任天堂はゲーム機の減産を発表しました。
住宅設備メーカーも半導体不足で給湯器などの出荷ができません。

そうなると、リフォーム中の家や新築中の家の完成が未定となり、またしても未完成物件が増えてしまいます。

半導体不足はいつまで続く?

2022年はまだ不足状態が継続すると予想されます。
2023年に回復傾向になるのではとの見立てもあるようです。

リサイクルをもっとしよう

家の中に眠っているお宝の一つが、使わなくなったPCや携帯などの電子機器です。
プリンターもエアコンも、レアメタルがとれるものをもっとリサイクルしやすい環境作りも課題ではないでしょうか。